昨今のキャンプブームでアウトドアにチャレンジしてみたい!という方も多いと思います。
ですが、初めてデイキャンプをする場合、『どんな道具を持っていけばいいのか』、『テントやタープはいるのか』は必ず迷うと思います。
この記事では、その中でも「タープ」にスポットを当てて、「タープの必要性」や「どんなタープを選べばいいか」について解説していきます。
- タープの必要性
- デイキャンプでテント、タープは必要?
- あなたに合うタープは?
タープってそもそも必要?キャンプにおけるタープの必要性
キャンプにおけるタープの必要性は大きく4点あります。
- 雨避け
- 日差除け
- プライベート空間の確立
- 雰囲気の向上
1.雨避け
キャンプ場は山の麓にある場合が多いため、天気が変わりやすく、予報が外れることもあります。雨が降られている状況であれば、タープは雨避けで必須となります。
2.日差し避け
キャンプ場は設営場所が指定されることが多く、日差しが常にあたり続ける場所で一日を過ごすこともしばしば。日が差している状況であれば、タープでの日差し避けは必須となります。
3.プライベート空間の確立
タープを張るだけで、タープ内が一気に部屋のような雰囲気になり、開放された自然の中ではそれだけでもプライベートな感覚が生まれます。
”周りに人がいる環境下では落ち着かない”という人にとっては必須となるでしょう。
4.雰囲気の向上
タープを張ることで、一気にサイトの雰囲気が良くなります。張ってないサイトと張ってるサイトは雰囲気の違いが一目瞭然ですので、雰囲気を重視したい場合はタープを貼ることをおすすめします。
デイキャンプでテント、タープは必要?
テントは基本的に必要ありませんが、タープは基本的に必要です。テント、タープのそれぞれの役割と必要性について解説していきます。
テントについて
キャンプにおいてテントの役割は寝床、プライベートな空間の確保になります。
着替えを行うなどのプライベートな空間がどうしても欲しい場合はテントを設置する必要がありますが、デイキャンプは滞在時間が短いことから設営や撤去の手間を省くことが基本です。
更に持ち物が少なくて済むことがデイキャンプのメリットなので、特段の理由が無い限りはわざわざ設営する必要はありません。
タープについて
タープの役割は日差し避け、雨避け、プライベート空間の設置です。
キャンプ場では設営場所が決まっていることが多く、決まっていない場合でも木陰など、日差しを防くことが出来るスペースが空いてない場合も多いため、基本的に日差しを防ぐことは難しいです。
日差しが防げない場合や雨が降っている状況であればタープは必須になります。
また、タープを張ることによって、タープ内が一気に部屋のような雰囲気になり、プライベートな空間を作ることができるのでおすすめです。
ただし、場所によっては木陰などで日差しを遮ることができることもあります。その場合はタープを設営しなくても問題ありません。また、日差しが弱いことがあらかじめわかっている場合や、「日差しは気にしない!」という方についてもタープは無くて大丈夫です。
タープを設営しないという選択
タープの必要性について解説してきましたが、”タープを設営しない”という選択も可能です。
タープを設営する場合、下記の5点の用意が必須となります。
- タープ
- ポール
- ペグ
- ハンマー
- ガイロープ
これらを揃えるとなると費用で2~3万円前後必要になりますし、設定と撤収の手間が増え、帰ったあとタープの掃除をする手間が増えます。
筆者がデイキャンプをする場合、道具は揃えてあるので一応持っていきますが、これらの手間を省くために、なるべく木陰を選びタープを設営する必要が無い場所を選びます。
ただし、「木陰があるか」「あっても場所が取れるか」は実際に行ってみないとわからない場合が多いのでやはり持っていくことをおすすめします。
テント・タープをやっぱり持って行くのは面倒!という方は、こちらの動画にレンタル品が充実しているキャンプ場をまとめてますのでご参考にしてみてください。⇒「デイキャンプ初心者必見!手ぶらOKのキャンプ場10選!」
自分に合ったタープを見つけよう!
タープの種類は多岐にわたりますので、自分のキャンプスタイルや好みに合う物を選ぶ必要があります。早速タープの種類や選び方について解説していきます。
タープの種類
初めに買うタープは、下記の3種類のどれかで大丈夫です。
- ヘキサタープ(六角形タープ)
- スクエアタープ(四角形タープ)
- ワンタッチタープ
タープの選び方
タープを選ぶ際は基本的に使用する人数から選ぶと間違いないです。それぞれのタープの特徴と、どんなシチュエーションに向いてるかを見ていきましょう。
1.ヘキサタープ(六角形タープ)
ヘキサタープは六角形のタープで、割と大きめのタープが多いです。4人~8人ほどの人数で使用する場合はこちらがおすすめです。角が六個あるためロープを結んだり、ペグを打つ回数が多くなりますので、ロープやペグを追加で購入する必要がありますし、設営に少し手間が掛かるので、設営に慣れている方におすすめです。
ヘキサタープの良いところは、なんといっても張った姿の美しさにあります。いろいろな種類のあるタープの中でもきれいに張られたヘキサタープが、個人的には一番美しいと感じます。
そのため、実際のキャンプ場でもヘキサタープを張っている方が多い印象です。
- 4人~8人程度の大人数
- 泊まりキャンプなどで時間に余裕がある場合
2.スクエアタープ(四角形タープ)
スクエアタープは四角形のタープで、サイズの大小がさまざまあり、少人数から大人数までマルチに対応できるタープです。ソロやデュオ(二人)の場合は3m×3mか3.5×3.5ほどの小さめのタープがおすすめです。
四角形なことからロープやペグが少なくて済みますので、設営・撤収の手間が省けることから、デイキャンプに向いています。また、小さめのものであれば収納も小さくなりますし、軽量化にもなりますので徒歩キャンパーなどにもおすすめです。
- ソロ・デュオなどの少人数
- 荷物を軽量化したい徒歩キャンパー
- デイキャンプなどの時間が限られている場合
3.ワンタッチタープ
ワンタッチタープは四本のポールに支えられた屋根型のタープで、設営がとにかく手軽でロープを結んだりペグを打ったりなどの作業が無いため、すばやい設営が可能です。
通常のタープであれば、最初は上手く張ることが難しいこともありますので、不安な方はワンタッチタープで始めてみるのがおすすめです。
ただしワンタッチタープは風に弱いので、強風の中では使用に制限があるというデメリットがありますので、注意してください。
- 2人~4人程度の中人数
- デイキャンプなどの時間が限られている場合
- 設営に不安がある初心者の方
まとめ
ここまで「タープの必要性」「タープは必要か」や「タープの種類」などについて紹介してきました。
この記事のまとめは以下の通り。
- タープは日避け、雨避けで必要
- デイキャンプにおいては必須に近い
- 「タープを設営しない」という選択もあり
- タープ選びは好みやキャンプスタイルから選択するべき
はじめのキャンプ道具選びは大変ですよね。
筆者も初に買ったタープは自分のキャンプスタイルに合ってなくて、1度で買い替えたことはいい思い出です…(泣)。キャンプ道具は後から買い替えることが非常に多いので、初めは本当に必要なものだけ買うことをおすすめします!
最後までご覧頂きありがとうございました。